「静物画に挑戦!!」の課題を終えて+パステルの種類

2012/02/08 新着情報 by takeshita

クレパスみらいの木の1期生の初めての課題は、「静物画に挑戦!!」でした。
机の上に並べられた木やワインのボトル、レンガ、リンゴ、ルービックキューブ、松ぼっくりたち…
いろんなものがパノラマのように横につながるように並べられていましたね。
けっこういろんな素材やものたちがたくさんあるので、初日の課題にしてはハードかも?と思うのは大人だけのようでした。
チャレンジしてくれた教室のみなさんは、すごく目を輝かせて、だれひとり「こんなにたくさん描けない」というひともなく
楽しそうにもくもくと取り組んでくれましたね。
絵が好きな人が集まっているというのもあるのかもしれませんが、それにしてもみなさんの絵をみてみると、絵を描く喜びが感じられるすばらしい絵ではないでしょうか?
今回はクレパスから1色濃い色を選んで、形をとっていって、水彩で着色、だけの手順をお話して、それ以外はあまり方向づけや指導をしていないのですが、そのせいか、みなさんのもともともっている絵の底力みたいなものが出ていると思います。
たとえば、力強いストロークでぐいぐい描いていく人、木やレンガの素材感を大切に繊細に描いていく人、レンガの穴などの空間のおもしろさをうまく描いた人、リンゴや花を生き生きと描けた人、ワインのボトルの深い色をうまく表現できた人、とにかくきれいな色彩の人…などなど。
みなさんもこのブログでほかの人の絵を見て、ほかの人の絵はどこがいいかをさがしてみましょう。
私としては、みなさんがもともともっている良さをなくすことなく、さらにひきだせるような時間をこれからもつくっていけたら、と思っています。

現在アトリエみらいの木にあるパステルの種類

パステルの種類パステルの種類

今回みなさんにかたちをとってもらったのはc:ぺんてるオイルパステル49色で、このパステルはろう成分が多く、ラインがしっかりと出ます。水でといても溶けません。色を重ねて塗る重厚な表現に向きます。こども用のパステルということですが、発色は非常に鮮やかで、色数も多いので、プロの人も使えるように思います。
B:ヌーベルカレーパステルは四角い(カレーはフランス語で四角の意味だったとおもいます)パステルで、線でも描けるし、横をひっぱるようにして描けば広い面積がやわらかい調子でぬることができます。これは非常にポピュラーなパステルで水溶性です。幼稚園などでもつかっているところがあるとおもいます。
A:レンブラントソフトパステル45色は私が学生時代に購入したソフトパステルで水溶性です。かなりやわらかいパステルですが、色は驚くほど鮮やかです。ブラシなどでぼかしてやわらかい感じを出すなどの表現に向いています。今回はこれをバックに塗ってあとでスポンジでぼかしてきれいな色調にしたひともいました。スポンジではなく自分の服で引きずってしまってすごく服がよごれてしまったけれど、おもしろい効果が出た人もいましたね。あるひとはぬっているうちに粉々になってしまったので、指でぬってひろげました。こどもにはやわらかすぎて扱いがむずかしい面がありますが、とにかく鮮やかに発色します。(パステルではゴンドラパステルがプロ用としては有名ですがここにはありません。) 塗った後はフィキサチーフという定着液のスプレーで定着させます。

静物画に挑戦私も皆さんが描く静物画をぺんてるオイルパステルで描いてみました。学生時代は写実的な絵をずいぶん描きましたが、25歳以降は抽象画を描いているので、このように見て描くのはひさしぶりです。もともとはデッサン等、見て描くのは大好きでしたが、初心に戻って描くのもまたいいものでした。短時間でざっと描いています。


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